「スペシャルトピックス」弊社代表川崎昌子との対談メッセージ

太田みどりさま 太田みどりさま

株式会社サリダ・アド 代表取締役社長
37歳から、1歳の子供の育児と仕事を両立しながら、未経験営業マンからスタート。
その23年間の経緯の中で生まれた"エイジフリー"のコンセプト「年齢やその人を取り巻く環境に関係なく、働く人の意欲や人間力があれば良い仕事は出来る」をもとに、女性読者中心の求人情報誌『サリダ』を編集・発行している。
2005年10月、社長に就任。2007年4月に"女性のための"人材紹介業『フォーダブル』の立ち上げを始め、同月『フォーダブルBLOG』、11月に『フォーダブル転職』をOPEN!これからもいろいろな形で働く女性を応援したいと日夜奮闘している。その他、女子大学、各企業、行政等で、女性を対象とした講演活動を行っている。

川崎 本日も素敵なライトグリーンのスーツをお召しですね。なかなかこの色を上手に着られる方はいらっしゃらないです。 太田みどりさまと弊社代表川崎昌子
太田社長 専門家の方にそういっていただけると嬉しいです。友人にブローチを頂いたので、このブローチに合う色のスーツを探していて見つけました。

川崎 本日も素敵なライトグリーンのスーツをお召しですね。なかなかこの色を上手に着られる方はいらっしゃらないです。
太田社長 36歳で出産した娘が現在24歳になります。娘を出産し、生活のために働こうとしましたが応募した先では書類で落とされました。
そんな時、ママさんだけの営業部隊を募集している企業があり、そちらへ入社いたしました。
元々大学ではグラフィックを学び、新卒で広告会社に入社いたしました。再就職の際も、同じ職種を希望していましたが入社させてくれるところがありませんでした。就職が決まった会社は広告代理店で、新しく人材採用を行う部署を立ち上げた会社でしたので、広告代理店なら大丈夫だろうと思い入社いたしました。10時〜16時で基本給13万円に保育代が2万円ついており、入社後、主任、係長とすべての役職を経て、最終的に社長になりました。その時感じていたのは管理職は売れるだけではだめだということです。
売れる営業マンが必ずしもマネージングができるかといえばそうではなく名選手イコール名監督ではないということです。
生活がかかっていたため一生懸命頑張りましたが、そのうち仕事にやりがいを感じるようになりました。
現在、競合他社は多数ありますが、当時は業界で人材採用誌は3社だけでした。
最初に就職した会社は4、5年で倒産し、もう1社に吸収されましたが、300人いた従業員中移ったのはたった60人程度でした。
当時は部長になったばかりの頃だったと思いますが、職責が人をつくると感じていました。
一つの会社で実績を作っていくことが大切だと思います。女性は結婚や出産があり、途中で辞めてしまうことが多いのが実情です。管理職までのぼっていく女性の割合は先進国70数社のうち、48位か49位程度です。日本ももっともっと女性が活用される社会になってほしいという願いがあり、現在の会社はその思いで事業を行っています。

川崎 やはりお子様も同じ業界を選ばれたのでしょうか?
太田社長 全く違う職種でアパレル業界です。6月22日の日本経済新聞夕刊にも親子で取材されました。その記事では、「目標達成のためには、休日出勤をしなさい」という強い口調で言ったように記載されていましたが、実際には「最大限やらないとあとで後悔するよ」とたしなめたつもりです。やるだけやってダメな時は自分でも納得できますが、最大限やらずしてダメだと後で必ず後悔するんです。彼女が就職してから家では仕事の話ばかりです。

川崎 身近に事業経験者の母親がいるというのはとても心強いですね。いろいろと実体験を学べますね。
太田社長 川崎社長のお子様も同じですね。
川崎 うちはまだ働いていませんが、働く時も当社ではなく他社に行きます。やはり他人の飯をくうというか、揉まれて来た方が成長すると思います。

川崎 お仕事に対するポリシーについてどのようなものをお持ちになっていますか?
太田社長 24年間、エイジフリーのコンセプトのもと、働く女性を応援し続けています。
働くのに年齢やその人を取り巻く環境(未婚、既婚、子供の有無など)は関係ありません。
大切なのは、本人の能力ややる気次第。
仕事には「信念」「使命感」が大切だと思います。

川崎 憧れる人はどんな人ですか?
太田社長 どんなに成功しても常に謙虚で自分の信念を持っている人。
そして、いくつになっても情熱を持ってパワフルな人はステキだと思います。

川崎 マイブームは何ですか?
太田社長 三味線ですかね。唯一、仕事以外で打ち込んでいます。
将来、師範を取って若い女性に教えたい。お稽古の後、食事をしながら仕事や恋の悩みを聞いてあげて、カウンセリングをしてあげたい。
これも働く女性を応援することになると思うからです。
私が仕事を引退した後の夢ですね。

川崎 働く女性に対するセミナーや、事業について、世の中で注目されてきていますが、どういうご意見をお持ちですか?
太田社長 目的が何かということが重要です。働く女性というマーケットが注目される事により、お金儲け、宣伝が第一になってしまい、意義があいまいになってしまうことがあります。お金儲けが第一だと、苦しい時に辞めてしまうことになります。大切なことは、社会のため、人のためを一番に考えること。そうすることで後からいろいろなものがついてくると思います。
私や、私の知人は「女性がいくつになっても働ける社会をつくろう」という思いで事業を行っていますので、信念をもって頑張ろうと思います。
また、セミナーやイベントですが、来る方にプラスになる内容のものがよいと思います。経営者から、社会人一年目の方までと広げすぎると、知識、経験に差がでてしまうためどちらも満足させるということが困難になるので参加者を絞る必要があるのではないでしょうか。

川崎 これから働く方へメッセージをお願いします。
太田社長 新卒の方に言いたい事として、一つのところでしっかりやるという意識を持っていただきたいと思います。少なくとも3〜5年いて、積み上げていくということを覚えて欲しいです。転職する際、もうこれ以上覚える事がなく、ステップアップの為というのであれば問題ありません。ただ、多いのが上手く行かないから辞めるという考え方です。会社を変わればうまくいくと思うようですが、会社が変わっても自分が変わらないと絶対にうまくいきません。私自身も人前で話ができない人間でした。営業成績1位になると大勢の前でスピーチをする必要があり、足ががくがくして話すことができませんでした。ただ、そんな私でも変われたのです。37歳から就職してここまで変われたことを考えると、若い人の方がもっと代われる可能性があると伝えたいです。

川崎 働く女性へのメッセージをいただけますか?
太田社長 女性がいくつになっても仕事以外で輝ける社会を作る為には、女性1人1人が責任ある仕事の実績を作る事です。
自分1人くらい辞めても・・・と思わずに。
企業がやっぱり女性は優秀と思える仕事を責任持ってやりましょう。自分の成長の為にも。

川崎 マネージャーの心得を教えてください。
太田社長 知力、体力、精神力、人間力が必要です。風邪をひいて会社を休んだことはありません。毎日外から帰ったら手洗いとイソジンでのうがいをかかしません。体調管理も仕事のうちです。マネージャーとしての責任です。管理職になるためには努力だけでなく、資質も必要であり、上に行けば行くほど求められることも大きくなります。常に向上心を持ち、自分に投資ができること、どこまで行っても勉強ですから。謙虚に学ぶ姿勢がないと。

川崎 最後に、人間関係の秘訣を教えていただけますか?
太田社長 なにか問題があったときにその人を否定してはいけません。物事、事象について評価することです。特に管理職の方に気をつけていただきたいことです。「誰が」ではなく、「何が」で評価する事、これができないと部下はついてきません。あとは、相手の立場を思いやる、理解することですね。